・・・その②
- 2014年10月09日
- et cetera
TBCはなかなかの門構えで私を迎えてくれた、私の鈍感力をフルに発揮しても場違いな感じはヒシヒシと伝わってきた。
しかし休日にも関わらず店は閑散としており、他にお客さんは居なかった。
待合室のフカフカのソファーに腰掛て、しばらく待っていると小奇麗なお姉さんがやってきて問診を開始した。
私は美を追求しにここへやってきわけでは無いことを開口一番伝えると、その受付嬢は、あきらかに表情を曇らせた・・・
一通り説明を受けナガシ、奥の更衣室へ案内された。
生まれて初めて素肌に真っ白なガウンをまとった、目の前に全身が写るカガミがあり
いやでも見てしまう状態になる・・・
そこに立っていたのは、ただの変なおじさんだった・・・
間違いなく、そうだった、場違いとかキモイとかそんな表現では処理できない感情がこみ上げてくる。笑うしかなかった・・・
違う、全然違う、もちろん彼を意識したことはないが、違い過ぎる・・・
男か女かでいえば一緒、ということくらしか共通点がない・・・
逃げ出したくなる気持ちを抑え、処置室へむかう。